ご利用についてのQ&A


当院では、お母様ご自身がご自分やお子様の状況をみて、必要な時にお越しいただくことをお勧めしております。必要と思うタイミングは、おひとりおひとり違います。お母様のお気持ちやお考えを大切にしながら、母乳育児のお手伝いができればと考えております。

 

それを踏まえ、よくある質問にお答えいたします。


Q.どんな時に利用すればいいのですか?

妊娠中~断乳後のケアまでどのようなタイミングでも大丈夫です。こうでなければ利用できない、ということはありません。

 

産後は、お母様もお子様も、乳房も、刻々と状況は変化していきます。また、お母様とお子様の協同作業ですので、オーダーメイドでおひとりおひとりアドバイスも変わります。

 

不安やご心配がございましたら、お気軽にご相談ください。

 


Q.利用のタイミングや頻度を教えてください。

 

乳房の状態は、1度受ければすっかり良くなるというものではありません。もちろん、1度の手技でも状況の変化は感じられると思いますが、徐々に安定していくとお考えください。

 

初めてご利用の場合、最初は週に1度くらいで手技を受けられると、変化を感じられるようになってくると思います。

 

特にトラブルなく安定している場合は、2~4週が目安です。あげ方や飲み方のくせができることがあるため、時々お掃除をし循環を良くしておくとトラブル予防になります。桶谷式では、母乳の質という観点でも乳房のお手入れをお勧めしております。

 

トラブルの時には、状況に応じて数日~1週間前後でのご案内になることが多くなります。経験的には、痛い時だけお越しになる方のほうが全期間を通すとご利用回数が増える傾向にあります。

 

赤ちゃんが飲めない場合、飲めるようになるまでは授乳練習を含め手技(乳房のケア)も頻回になる場合があります。赤ちゃんが飲んでくれるようになると、状況は改善してきます。飲めない場合は、できるだけ早くご相談ください。

 

定期的に通われている方は、LINEで授乳や育児のご相談をお受けしております

 


Q.断乳後、時間が経ってから胸が痛いのですが、どうしたらいいですか?

 

断乳をご自身で行った、少量だが分泌が続いていた、などの場合、数か月経ってから胸が気になる、痛みが出るということがあります。生理直前になると乳房の張りが強くなり気になる、なども起こりえます。

 

その場合は、手技を受けることをお勧めします。胸の状態が変わり、違和感なども取れてきます。

 

更年期になってから胸が気になる、不快な感じがする、なども起こることがあります。その場合でも、出産経験のある方はご利用が可能です。

 

ご不明な点がありましたら、お問合せください。

 


Q.痛くなってしまいました。すぐに治してもらえますか?

 

乳腺炎、白斑、しこり、つまり等、痛みを伴うトラブルは辛いところです。できるだけ良くなるようにと手技をさせていただいていますが、手技を受けたから一度ですっかり良くなる、ということではありません。症状の改善にはつながっていきますが、つまりや痛みは残る場合もあります。

 

おかしくなってきてから症状が出て悪化するまでには、通常お母様が感じるよりも長い時間がかかっています。改善してくるまでにお家で出来る手当て、痛みを和らげるための工夫などもご説明いたします。また、病院受診をお勧めすることもあります。

 

ご自身で無理に搾乳などすると腫れてしまうことがあります。無理な搾乳はお勧めいたしません。

 

心配なことがございましたら、お早めにお問い合わせください。

 


Q.体調を崩し、内服をすることになりました。授乳はどうすればいいでしょうか?

 

様々な理由で、内服をしなければいけなくなることがあります。病気の診断、治療は主治医によって行われます。授乳中であることを伝え、内服しながらでも授乳可能なお薬を出してもらうようご相談ください。

 

母乳と薬剤に関する情報を出しているサイトもあります。

・大分県産婦人科医会「母乳とくすりハンドブック」

・国立成育医療センター「妊娠薬情報センター」

など

 

授乳を一時中断しなければならない場合、お手入れの方法やミルクの利用についてなどのご相談も承ります。

 


Q.予約をしたほうがいいか、病院に行ったほうがいいか、様子を見ていいか判断ができません。教えてもらえませんか?

大変申し訳ありませんが、状況を実際にみていないのでお答えができません。ご自身で判断をしていただくようになります。

 ・出産した産院に相談してみる

・休日夜間の場合、救急診療を利用(市町村により対応が違いますので、利用方法は市町村のホームページ等でご確認ください)

・当相談室など助産院を利用

が現実的にあり得る選択肢だと思います。


Q.念のため仮予約をしておいて、大丈夫なら当日キャンセルをしていいですか?

大変申し訳ありませんが、仮予約はお受けしておりません。

 

「予約はするけれど、もし困りごとが解消したらキャンセルする」という予約の取り方を、こちらでは「仮予約」と呼んでいます。

この予約の仕方をもしご利用のお母様全員がした場合、ケアを受けたい方がスムーズに受けられないということが起こってしまいます。

 

再診は、ネット予約で12時間前までの予約、キャンセルが可能となっておりますのでご活用ください。

 *ネット予約をした場合、キャンセル変更はご予約時のメールから行えます。メールを削除しないようにご注意ください。

 

当相談室では、「必要な時に必要な方がケアを受けられる」ことを大切にしております。

ご自身で必要と思われた際に、ご予約をお願いいたします。

 


Q.休日や夜間に見てもらえますか?

当相談室は、24時間お問合せフォームでのお問い合わせを可能にしてあります。

 

緊急時は、まずご連絡(時間外や休日はお問合せフォームからご連絡をお願いいたします)ください。

やみくもに手技をすれば良いわけではありません。安静にしたほうが良いこともあります。こちらで状況をお伺いした上で、ご提案いたします。(ご相談のみはお受けしておりません。ご了承ください。)

 

連絡さえつけばすぐに見てもらえる、ということではありません。あくまでも、悪化する可能性があり急がなくてはいけない状況の方に対し、応急処置のために行うという意味合いです。 こちらで待てると判断した場合には、後日のご予約をとらせていただきますのでご承知おきください。

 

*真夜中、早朝のお電話はご遠慮ください。

 


Q.訪問可能エリアを教えてください。

 

 JR橋本駅を起点として、車で概ね30ー40分程度の範囲

 

相模原市内 緑区は三ケ木、青野原付近まで 

愛川町全域

厚木市 

町田市 横浜方面 町田駅、成瀬駅付近まで

座間市 大和市、海老名市、の方は応相談

 

多摩市 京王線沿線で南大沢、多摩センター、永山駅付近まで 

八王子市 浅川を渡った先は応相談(大体お伺いできます)

 

訪問可能な近隣の助産院

横浜線、成瀬よりも横浜方面、田園都市線長津田から渋谷方面→シエロ母乳育児相談室

小田急線新宿方面、田園都市線渋谷方面→あかつき母乳育児相談室

 

駅の近くにある桶谷式助産院

 ・のびのび母乳育児相談室(相鉄線さがみ野駅前)

いわはし母乳育児相談室(小田急線湘南台駅徒歩3分)

こじま母乳育児相談室(小田急線小田急相模原駅2分)

 

詳細は、OPPAの神奈川県のページをご覧ください。

 

判断がつかない場合や、エリア外でのご希望の場合お気軽にお問い合わせください。

 


NEW Q.相模原市産後ケアと自費での利用は何が違いますか?どちらがいいですか?

 

どちらのほうがいいか、は状況により異なります。どちらの利用もメリットが違います。

ご自身の状況に合わせ、ご利用されるお母様に選んでいただいています。

 

利用の前提→相模原市民か市民でないか

相模原市産後ケアは、お母さんが相模原市民(住民票が相模原市内にある)の方が使える市の事業です。

市町村ごとに産後ケア事業を行っていますが、当相談室でご利用可能なのは相模原市のみです。

また、利用条件があります。相模原市産後ケアのページをご確認ください。

 

*利用条件の育児不安がある、は授乳も含め育児に困っていることがある、相談したいことがあると読みかえて大丈夫です。

 

☆受けられるケアの内容

どちらも同じです。

ただし、自費での利用のほうが時間が短い分コンパクトでポイントを絞っています。

 

 

☆時間の長さ(通所の場合)

産後ケアは、利用時間が2時間の設定です。

授乳練習もしたい、ゆっくりお話がしたい、ごろっと横になりのんびりしたい、などゆったり過ごしたい方、細かく丁寧みてもらいたいという方には産後ケアが向いています。

 

自費での来所利用は40分です。乳房手技がメインです。

お子さんの計測、乳房手技を受けたらすぐ帰りたいという方向けです。

ご相談事は、手技中にお受けしています。

授乳や育児に慣れた方で、時間を有効に使いたいという方は自費での利用を選ばれることが多いです。

 

 

☆料金の違いと医療費控除の取り扱いの違い

産後ケアは、市の補助がある分毎回の利用負担は少ないです。が、医療費控除にはなりません。

自費での予約は、補助がなく全額自費ですが、医療費控除の対象です。

医療費控除のメリットもあり、ご家庭ごとに結果としてどちらが優遇されるかは違います。

 

 

☆急な利用をしたい場合の対応の違い

産後ケアは、市の事業のため、公平にお申し込み順でご案内しています。通常、数日から1週間待ちです。

利用可能な枠をこちらで設定しており、そこが直近で空いている場合には急なご予約も受け付けることはできますが、機会としては少ないです。

 

自費での利用の場合、普段から緊急時の予備の枠を設定していることや、短時間なら相談室を開けられるなどで対応することができること、夕方から時間外でも訪問ができることなどから、お急ぎの場合はスピーディーに対応ができます。

 

 

以上を踏まえ、ご要望に合わせてお申込みいただければと思います。


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